転職

ブラック企業から脱出した僕が、過去に働いたブラック企業3社で得たものをふりかえるw

ブラック企業,脱出,

当サイトの管理人トモです。

 

ブラック企業からの転職に成功し、命からがらホワイト企業にたどりついて今でこそワークライフバランスを実現するに至ったトモですが、大学を卒業してから30代半ばまで、超絶ブラック企業を転々として苦しみ悩んできました

じゃあ今ふりかえってみて、それらブラック企業での経験はまったくの完全なる無駄だったのか?というと、実はそうでもありません

 

この記事ではちょっと毛色の変わった(表立って語られることのない)テーマ、「過去に働いたブラック企業でトモが得たもの」について考えてみます。

 

ブラック企業では何も得るものがないかというとそうでもないよ、というのがこの記事の主題です。

 

とはいえ、ブラック企業なんて早くおさらばするにこしたことはありません。そして今現在ブラック企業にお勤めで悩んでいらっしゃる方には、精神的・肉体的な余力があるうちに、転職エージェントに登録だけでもしておくことを強くお勧めします。なぜなら、どんどん追い込まれていくうちに、転職活動をする気力自体が失われてしまうからです。

 

トモも一応ハローワークには出かけましたが、ハローワークはあくまでもこちらからアプローチをかけないと、向こうから案件をお勧めしてくれることなんてないわけです。インターネット上でハローワーク案件の検索はできますが、自分が主体的に「検索」という行為を行わないといけません。でも、ブラック企業で働いていると、自ら動くという主体性なんてどんどん失われてしまいます。要するに、身も心も疲れ果ててしまうんです。

 

ブラック企業には様々なタイプがありますが、顧客に害を及ぼすブラック企業と社員に害を及ぼすブラック企業があります。後者の場合は、早く脱出をしなければあなたの身を守ることができません。

 

転職エージェントに登録しておくと、エージェントのほうから案件を送ってくれるようになります。自分の希望通りの案件を送ってもらうためには、一度くらいはキャリアカウンセリングに出向いたほうがよいでしょうが、その気力がないあなたにも、確実に一定の案件が先方から送られてくるのです。

 

トモも最終的にブラック企業を脱出できたのは、この転職エージェントさんに教えていただいた案件に応募できたからです。

 

本題に入る前に、かなりお勧めの転職エージェントさんを1つだけお勧めしますので、今現在ブラック企業にお勤めで悩んでいらっしゃる方は、この機会に登録しておくことをお勧めします。

この転職エージェントの対象は、29歳までの第二新卒、既卒、就職浪人、大学中退、フリーター、ニートなどの属性に該当する転職希望の方です。「ブラック企業徹底排除!」を前面に出して売りにしているエージェントなので、その点は本当に信用できます。また属性の要求水準も高くない(大学中退やフリータ・ニートも可)ので、多くの方に超絶お勧めの転職エージェントです。29歳以下の方は利用できますので、精神的に追い込まれないうちに登録だけでもしておきましょう。

1 内実はブラックな東証一部上場の証券会社で得たもの

トモは私大文系を卒業後、東証一部上場の証券会社に就職しました。その後に就職した2社に比べればなんとまあ(従業員にとって)ホワイトな職場でしたが、ろくにアルバイト経験もない青臭いモヤシ学生が就職した先としては、非常に強烈な職場でした。

 

この会社では初めに2年間、リテール営業をやり、その後、東京本社で内勤として働きました。

 

自分ではまったく希望していなかったリテール営業でしたが、会社からにらまれない程度の成績はあげていました。可もなく不可もない平凡な営業マンでした。

ここで強制的に自分が希望していない営業を経験できたのは、トモのキャリアにおいては非常に重要であったと思います。

 

地球上に存在している会社組織は、何がしかの商品やサービスを誰かに有償で提供することにより成り立っています。非営利組織でもない限り例外はありません。

トップセールセスではないにせよ、自分のトークでそこそこ商品・サービスが売れていくという経験をしたことは、社会人としての自信になりました。

これがこのブラック企業で得たものの1つ目。

 

営業を2年間やったあと、東京の本社に配属になり、総務経営企画などの内勤の仕事をやりました。

ここでは内勤だったので、総務(給与計算や社会保険の手続き)や経営企画の仕事の中身だけでなく、単純にワードやらエクセルやらのPCスキルも上達しました。

同僚にはエクセルの達人のような人もいて、見よう見まねでやっているうちに自分のPCスキルも上達しましたね。

これがこのブラック企業で得たものの2つ目。

 

この証券会社には足かけ10年ほどいました。営業としては平凡な成績でしたが、内勤に移ってからのトモに対する会社からの評価はそれなりに高かったのです。

東証一部上場企業でそれなりの評価を得られたというのは、今の自信につながっています。

今も東証一部上場企業で働く人にまったく気おくれがしないのは、かつて自分が東証一部上場企業の社員であり、そこで活躍できていたからです。

まだ20代の社員でしたが、経営企画の仕事をしていましたので、役員室にも自由にアクセスできる身分でした。

もしトモが東証一部上場企業にこれまで一度も勤めたことが無かったら、何がしかのコンプレックスをもったはずです。

これがこのブラック企業で得たものの3つ目。

 

今でこそ、ユニクロや博報堂などの大手企業のなかにもブラック企業は存在するのだということが知られていますが、トモは本当に世間のことを何もしらないウブな学生だったので、東証一部上場企業でも内情はヤバいのだということを知ることができたこと。

これがこのブラック企業で得たものの4つ目。

この証券会社がどのようにヤバかったのかはこの記事の主題ではないので詳しくは別の記事に譲りますが、ひと言でいえば、顧客をカモとしか考えていない会社でした。会社と顧客はWin-Loseの関係でした。

そういう会社に職業人生のすべてをささげようとは思えなかったのです。できることなら、自分の仕事が顧客の幸せにつながるWin-Winの仕事をしたかったのです。ただ従業員にはホワイトな企業でしたから、トモもまだ青く若かったのかもしれませんねw

 

2 総員10名程度のブラック士業事務所で得たもの

今、トモは〇〇士と呼ばれる法律系の国家資格を3つもっているのですが、元来トモはスペシャリスト(専門職)志向でした。

そんなトモは証券会社で経営企画に配属されゼネラリストとして育成されていたので、評価はされていましたがその辺の不満もありました。

 

証券会社を飛び出して零細(でも儲かっている)ブラック士業事務所に転職して得たものも勿論ありました。

 

まず、大企業の看板がなくても、総員10名程度の小さな事務所でも、仕事は来るしまわっていくのだということを実感できたこと。よくサラリーマンは大企業の看板で仕事をしていると言われますが、このマンションの1室で運営している小さな士業事務所は(従業員には一切還元されないものの)本当に儲かっていました。

これがこのブラック企業で得たものの1つ目。

 

次に、この事務所の先生は中卒だったのですが非常にやり手で、かつ頭の切れる優秀な方でした。ただし従業員を奴隷のように扱っていましたがw

トモは学生の頃は偏差値が70超の学校に通う学校秀才でしたが、世間は広いのだと再確認させられました。

これがこのブラック企業で得たものの2つ目。

 

さらになんといってもその士業の仕事の内容を覚えられたこと。トモは国家資格を持っていますので、いざとなったら独立開業すればよいという自信がつきました。

これがこのブラック企業で得たものの3つ目。

 

ただこの記事の主題から外れるので詳細は記しませんが、職場環境は極めて劣悪でした。

証券会社では会社は顧客をカモと思っていましたが、この事務所では従業員を奴隷と思っているかのようでした。

 

3 完全ブラックな貿易会社で得たもの

この会社は最悪でした。ハローワークでこの会社の求人を見つけて、ハローワーク経由で転職しました。入社してみると表向きの看板は貿易会社でしたが、やっていることはねずみ講のようなものでした。

 

数か月で早々に退職したので得られたものはありませんでしたが、あるとすれば、ハローワークの無能さを思い知ったこと。

ハローワークってクソだな・・・と気づかされたのがこの会社への転職でした。

これがこのブラック企業への転職で得た唯一の学びだったと思います。

この会社を辞めて現在のホワイト企業へ転職する際には、もうハローワークを利用するのを止めました。

ハローワークではなく転職エージェントを利用することにしたのです。この選択と決断が、トモの将来を明るく照らすこととなりました。

 

4 ブラック企業を脱出して、完全ホワイト企業に転職できた秘訣

ブラック企業,脱出,

 

トモが最後の転職でホワイト企業に出会えたのは、転職エージェントを利用したからです。

過去転職のようにハローワークで職探しをしていたら、今回の求人に出会うことはなかったですし、面接に成功したかどうかも分かりません。

転職エージェントの面接対策はびっくりするくらい充実しています。

 

過去にその企業の面接で問われた質問などが過去の応募者へのアンケート結果としてストックされていて、それぞれの質問にトモだったらどのように回答するのがベストかということを、転職コンサルタントが一緒に考えてくれます。

 

出題される問題が事前にわかっていて、その対策をとったうえでの面接なので、とても楽でしたね。

 

過去の転職はいずれもハローワークで仕事を探していましたが、ハローワーク経由で超絶ブラック貿易会社に就職してしまったことがきっかけで、ハローワークは使えないと気づいて見切りをつけました。

 

なぜ優良な求人がハローワークではなく転職エージェントにあるのか?という社会の仕組みについては、こちら記事をご参照ください。

 

転職,ハローワーク,

 

そこでトモがハローワークの代替手段として利用したのが転職エージェントでした。

 

転職エージェント経由で採用が決まると、採用企業は費用負担が発生しますが、転職者側は一銭も支払う必要がありません。いろいろサポートしてもらって完全無料なのですから、これを使わなかった過去の転職活動は、完全に失敗でした。

 

5社ほど登録しましたが、その中のひとつが紹介してくれた案件に今の会社がありました。

 

転職エージェントは、求人紹介は手抜きだが、面接にこぎつけると俄然威力を発揮する会社や、求人照会はとても丁寧な反面、面接のセッティング後はあまりサポートしてくれない会社など、やはり会社によってカラーが違います。

マクドナルドとモスバーガーとファーストキッチンくらいの違いがありますから、やはり幾つか登録した上で、いいとこどりをするのがかしこい利用法です。

 

いつまで続くか先行き不透明なこのコロナ不況下でも、失業状態からに登録してdoda(デューダ)で就職を決めた方が沢山いらっしゃいます。職種もホワイトカラーだけでなく、現業職も沢山あつかっています。

YouTubeに就職活動の「動画ブログ(VLOG)」をあげている43歳の男性は、ハローワークとdodaを併用してこのコロナ不況下の就職活動を戦っています。トモも応援しているのですが、紹介している動画の9:18からハローワークとdodaの違いを語っていますので、参考にしてみてください。この男性も「ハローワークよりdodaのほうがよいかもしれない」と気づかれましたが、過去のトモの姿をみているようです(笑)。

不採用、不採用の連続で精神的に追い込まれないうちに、無料で登録だけでもしておきましょう。ただし、最低1回は、お近くのdodaに出向いてカウンセリングを受ける必要がありますので、それさえ面倒なかたはハローワークしかありません。

 


 

 

29歳までの方なら大学中退フリーターなどこれまでのキャリアにあまり自信のない方でも、先ほどご紹介した転職エージェントには登録可能です。もちろん、第二新卒もOKですので、登録しておきましょう。登録は無料です。このエージェントはブラック企業を徹底的に排除する仕組みをつくっていますので、若くてブラック企業に苦しめられている方には本当にお勧めですよ。

 

いないとは思いますが、新型コロナウイルスが怖くて一歩も外へ出かけられないというかたは少なくとも1回はカウンセリングに出向く転職エージェントの利用は厳しいので、ハローワークで求人検索をしましょう。ただ、求人に応募するのはハローワークまで出向く必要があるので一歩も出かけないわけにはいかないですね。。